「多田くんは恋をしない」が面白くない。
第4話は、Aパートで視聴してることがきつくなったので、そこで終了した。
なんで面白くないと思ってしまうのか、考察してみた。
1.主人公のキャラクタが立っていない
面白いマンガやアニメは、主人公が強烈な存在感を放っている。逆にいえば、面白くないマンガやアニメの主人公は、存在感が薄い場合が多い。だから、普通、マンガやアニメの作者は、主人公にどう特徴をもたせるかというところが悩みどころのはずである。あの荒木飛呂彦先生も、「荒木飛呂彦の漫画術」の中で、キャラクターの重要性を説いている。
ところが、主人公の多田くんは、キャラが立つところかほとんど空気である。
2.タイトルとの整合性
アニメやマンガにおいて、タイトルと内容の整合性は重要な要素の一つである。
しかし、「多田くんは恋をしない」では、第4話まできても、タイトルがまったく意味をなしていない。
いや、確かに多田くんは現状恋をしていないが、恋どころか何もしていない状態といっていい。毎回、このタイトルは、どのへんに効いてくるのか気になっているのだが、第4話なのにその気配さえもみえない。
3.話として新しいところが少ない
「レインボー将軍」を除けば、第1話~第4話まで、ほぼどこかでみた話の集合体である。
第4話は、クラスメートが実はアイドルだったという話だが、もう使い古されたストーリーで、なんの目新しさも無い。
以上、「多田くんは恋をしない」は、今まで面白いと思ったアニメやマンガのセオリー外であり、目新しさを感じないということで、ここで視聴を終了する。