TVアニメ「戦×恋(ヴァルラヴ) 」は、朝倉亮介氏による漫画「戦×恋 」のアニメ化作品である。
原作は、現在、第8巻まで刊行されている。
カバー絵は、なかなか美麗だ。
戦×恋(ヴァルラヴ) 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
- 作者: 朝倉亮介
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/06/22
- メディア: Kindle版
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アニメの方は、どこかでみたような展開が続く。
ちょっと、みていて辛くなるぐらいに。
まずは主人公。
内面は心優しい真面目な青年。
しかし、その怖い風貌で周りから勝手に怖がられるという設定だ。
この設定は、もうちょっとありがちすぎて、軽く引く。
エンジェル伝説に、とらドラに、ブレンド・Sなどなど、数え切れない。
そして当然のように展開されるラッキースケベ。
これがもう超不自然。
亜久津は、家に女子達がいるのは知っている。だったら、ドアを開けるのにちょっと考えるんじゃないか??
ついでに、女の子に押されて、大の男が吹っ飛ぶのも不自然すぎる。
消しゴムは、もう何もいうまい。
戦闘に至るシーンも、なにかピンとこない感じがする。
特に、原作では、ヒロインが主人公の手を持って、自分の胸に導くコマがあった。
ここの主人公のリアクションはかなり重要だと思うのだが、なんでカットしたのだろうか。
制作会社は、フッズエンタテインメント。
メルヘン・メドヘンで問題なのは、作画以前に脚本や演出がいまひとつだったことだ。
今回も、原作があるにも関わらず、アニメの脚本や演出はあまりよくないように思えた。
原作漫画の構成は、アニメよりは数段良かった。
アニオリも入っているけれど、それも効果的だったとは思えない。
ヴァルキリーたちに、それぞれ武器としての特徴があるのは面白い設定。
それがどう生かされるか、ちょっと興味があるので、もう少し視聴を継続する。