テレビアニメ『デカダンス』(DECA-DENCE)は、NUT制作によるオリジナルアニメ作品である。
とりあえず、タイトルはどうにかならなかったのだろうか。
アニメでも漫画でも、タイトルは大事だ。
アニメの内容をイメージさせるものの方が望ましいし、少なくとも何か別のものを連想させるようではよろしくない。
その点、この「デカダンス」は、どうしたってダンス関係のアニメとしか受け取られない。
ただ、Cパートで思いがけない画がみられた。もしかしたら、すごいタイトル回収があるのかもしれない。
○ストーリー
人間が減少し、異形のモンスターが跋扈する世界。
人間の生活空間は、移動要塞。
主人公は、戦士になりたい、片腕を失った少女―――――
どこにでもある話だ。ここからの、オリジナルな展開に期待したい。
なんて観ていたら、Cパートで・・・・?!
ちょっと次回が楽しみになってきた。
○キャラクター
主人公は、明るく前向きで性格が良いので、好感が持てる。
義手以外、あんまり特徴がないけれど。
カブラギさんは、修理工をやっていながら、実は有能な戦士。
そして、何やら秘密がありそう。
今のところは悪くない。
○声優
みんなイメージどおりで文句なしの演技。
まぁ、最近は下手な人をみつける方が難しいけど。
○作画
作画のクオリティには文句なし。
カットも多く、丁寧に時間をかけて制作されていることが伺える。
戦闘シーンは、かなり動きが激しいけど、何をやっているかは分かる。
素晴らしい出来。
○演出
デカダンスの変形シークエンスはかっこいい。
ただ、大型のモンスターを目の前にして、やることが多すぎ。
変形シークエンスを、今、モンスターが黙って眺めてるんだろうなぁ、なんて思うと、ちょっと萎えてしまう。
○総評
作画のレベルが高い。
そして気になるのがCパート。
ここから化けてくれることを期待して、しばらく視聴を継続する。