深夜のランダム・ウォーク

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蜘蛛ですが、なにか? 第1話 感想 アニメアレンジ強い

 今回はネタバレがあるので、第1話の先を知らない人は、このページを閉じたほうが良い。

 

  TVアニメ『蜘蛛ですが、なにか?』は、馬場翁氏による「なろう小説」のアニメ化作品である。かかし朝浩氏によって、Webコミック版も連載されている。

 

web-ace.jp

 

 異世界転生モノではあるが、女子高生がクモのモンスターに転生するという、異色の作品である。

 そしてこの作品のすごいところは、転生してからずっとクモのままだということだ。

 コミックスはもう9巻出ているが、クモ子が地道にレベルアップし、得られたスキルと戦略を頼りに、強力なモンスターを倒していくというスタイルはずっと変わらない。

 

 そして、さらにすごいのは、ほとんど人間が出てこないということである。さすがに最近は、人が出てくるようになったが、それでもモンスターのレベル上げに特化したストーリーを積み上げるアイディア力には素晴らしいものがある。

 

 さて、アニメの方は、だいぶアレンジが強めになっている。

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 特に、クモ子のキャラデザは、ずいぶん思い切っている。

 しかも、3Dにするとは予想外だった。

 

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さらに、敵モンスターも3D。

キモい感じがよく出ているし、動きも悪くない。

 

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 クモ子のCVに、悠木 碧さんにしたのは英断だ。

 この30分間の独り語りを、ここまで完璧に演じられる声優さんは、なかなかいないんじゃないか。

 難易度の高いEDを歌い上げた歌唱力もすごい。

 

 で、ここまでの出来は、なかなか良いと思ったのだが・・・・。

 

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 突然出てくる人間やエルフ。

 WEBコミックにはこんなシーンはない。

 なろう小説も読んでみたけど、やっぱり無かった。

 これは、アニオリだろうか。

 

 確かに原作は、ほとんどがクモ子の視点のみで語られるので、話としては単調になるのかもしれない。

 でも、得体のしれない地底の底で、クモ子が奮闘するのが面白いんであって、こういう人間パートは不要じゃなかろうか。

 

 アニメの開始前、なぜか人間キャラ多めのティザービジュアル見て、ちょっと嫌な予感がしたんだよな・・・。

 よいアレンジになればいいのだけれど、蛇足にならないことを祈る。

 

 

蜘蛛ですが、なにか? Blu-ray BOX 第1巻

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  • 発売日: 2021/04/28
  • メディア: Blu-ray