TVアニメ『Levius -レビウス-』は、中田春彌氏による同盟漫画のアニメ化作品である。
当初は『月刊IKKI』にて、2013年2月号から連載を開始していたものの、同誌が2014年11月号をもって休刊。その後は、掲載誌を『ウルトラジャンプ』に移し、「Levius/est」(レビウス エスト)と改題して続編を2015年5月号から連載中だ。
↑原作の冒頭、けっこうな量を試し読みすることができる。アニメとは、まったく別の内容で、レビウスの過去からはじまっている。
脚本会議に僕も参加し、監督さん達と一緒にルールや機械の詳細を3Dアニメ用に組み立て直しました。漫画では表現できなかったことをたくさん詰め込んでいます。もう一つの"レビウス"をよろしくお願いします。#中田春彌 (原作)#レビウス #Levius
— TVアニメ「Levius レビウス」公式 (@levius_tvanime) January 9, 2021
原作者のツイートをみると、ルールや機械の詳細どころか、ストーリーも組み直しているらしい。
おそらくはコミックスの冒頭の部分はこれからアニメでやるだろうから、原作コミックスはしばらく読まないほうが良いだろう。
制作会社は、ポリゴンピクチュアズ。3Dアニメの秀作、「シドニアの騎士」や「亜人」を制作した会社だ。
3Dで人物を動かす技術は、シドニアの騎士あたりでだいぶ違和感がなくなった。最近の3Dは、表情に硬さがあるものの、動きはもう相当なレベルに達している。
この「レビウス」でも、肝心のボクシングシーンは実にハイレベルなもので、動きや見せ方については文句がない。
あとはストーリーとキャラクターか。
「機関拳闘」の仕組みは面白いし、ストーリーも分かりやすかった。主人公のレビウスは、トレーナーの言うことは聞かないものの、母親の看病に行くなど、好感が持てるキャラクターだ。
コミックスは人気があるようだし、原作者が脚本の制作に加わっているようなので、つまらないものにはならないだろう。今後の展開に期待したい。
それにしても、ボクシングになると、丹下段平のポジションのキャラが出てくるのはワンパターンすぎやしないかね。