地上波ですっかりファンになってしまい、映画は絶対に見に行こうと思っていた。
ところが、公開直後にコロナの第3波が襲来、自重する羽目に。
12月31日はさすがに空いてるだろうと、満を持して映画館に見に行ってきた。
ufotableさんのことだから、きっと素晴らしい出来になると思っていたけど、まさか興行収入1位の記録を塗り替えるとはさすがに予想外だった。
こちらの期待、世間の評判。映画を見る前に、評価のハードルはもうMAXのレベルだ。
そんな中みた映画の出来は、その期待を軽々と超える素晴らしいものだった。
作画、ストーリー、声優さんの演技、音楽、すべての項目が、こちらの期待を遥かに上回るクオリティの高さ。
特に作画がね・・・ほんと凄すぎ。ufotableさんのこだわりっぷりは、相変わらずイカれていた(褒め言葉)。
原作は未読。しかし、ヤ○ートップに盛大なネタバレをみせられ、概ねのストーリーも把握していた。
まぁ、少なくとも泣くなんてことは無いだろうと思っていたが―――――
念の為もっていったハンカチはしっかり役に立った。
ラストでは、人目をはばからず泣いた。
現在、相変わらずコロナ禍にある。映画館は空調がしっかり効いているし、映画館が満席になるということも無いだろうから、密は避けられるだろう。とはいえ、コロナに感染する危険性はゼロじゃない。
だから、絶対に見に行ってほしい!とはいえない。
でも、この映画を映画館でみられないのは、人生の中で、大きな損失になるんじゃなかろうか。
以下、ネタバレの感想に続く。
○ストーリー
前述のように、ヤ○ートップで煉獄さんが死ぬという壮大なネタバレは食らっていた。
だから、まぁ泣くことなんてないだろうと思っていたけど―――――
いや、ラストではホント泣けた。
それこそ、命をかけて鬼と対決し、そしてその意志を炭治郎達に引き継いた煉獄さんの生き様は、凄まじくかっこよかった。
「鬼滅の刃」がなんでこんなに受け入れられているんだろうという分析がされるけど、やっぱりいつまでも変わらない、人としての王道にあるんじゃないかと思っている。
その他、夢をみせる鬼のアイディアも良かったし、善逸、伊之助、禰豆子それぞれのキャラクターにも活躍のシーンがあったのも良かった。
特に、ここぞというところで光る、善逸の戦闘シーンの演出はホント素晴らしかった。
○作画
映画の最中、作画すげーと思った回数は数え切れない。
その中でも、やっぱり戦闘シーンの作画が神がかっている。
動きは早いし、画がそれぞれセンス抜群なんだけど、何をやっているかがわかるというところがすごい。
○声優さん
やっぱり、花江さんの演技は素晴らしい。特に最後の泣きのシーンはたまらんかった。
それに続く伊之助役の松岡さんの演技も良かった。
それに輪をかけてよかったのが、煉獄さん役の日野聡さん。
煉獄さんの声を脳内再生したら、普通に泣けてくる。
○総評
もうテレビで鬼滅の映画ばかりやってるので、興行収入1位ってのは、メディアの影響が大きいんじゃないかと邪推していた。
だが、そうじゃなく、単純に映画の出来が素晴らしいからだろう。もちろん、色々なタイミングもあるだろうけど、
それにしても、ホントいい映画だった。状況が好転したら、また見に行きたい。