スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームを映画館でみてきた。
アメコミヒーローの中では、アイアンマンとスパイダーマンが自分の2トップ。
トム・ホランドのスパイダーマンはけっこうお気に入りだったので、今回もかなり期待していた。
その感想を一言でいうと、タイトルのとおり。
見どころは多い。だがしかし、脚本がいまひとつ、といったところ。
以下、ネタバレの感想へ続く。
まず、悪いところから。
とにかく、脚本が気に入らない。今回の騒動は、ピーターとドクターストレンジの壮大な自作自演であり、自業自得といった印象が強かった。
特に、メイおばさんが死んだあたりは完全にピーターの配慮不足だ。
あんな危険な連中とメイおばさんを一つの部屋に収めるとか、ちょっと考えが甘すぎやしないか。
とにかく、もっとピーターがこの状態におかれることが「しょうがない」という手順を踏んでほしかった。
ついでに、脚本長すぎ。途中、何度か眠たくなった。
次によいところを。
アクションシーンはやっぱり素晴らしいの一言。
高速道路のシーンとか、スパイダーマンVSドクター・ストレンジのシーンは思わず声が出てしまうほどの迫力だった。
それと、今回のお祭り要素は実に良かった。
映画の情報はまったく仕入れてなかったので、トビー・マグワイアのスパイダーマンや、アメイジング・スパイダーマンからのキャラクターが登場したところは良い意味で意表をつかれてしまった。
クライマックスで、スパイダーマン3人が揃ったところは、思わず顔がにやけてしまった。
残念なのは、自分はアメイジング・スパイダーマンはあんまり好きじゃなかったので、全然キャラクターを覚えていなかったことか・・・。今からでも、見直してみるかな。
それにしても、スパイダーマンのキャラクターは、みんな若々しかった。年齢を重ねていたのは、トビー・マグワイアぐらい?
オズボーン役のウィレム・デフォーさん(御年66歳!)の迫力と存在感は別格だった。
それと、MJ役のゼンデイアさんは、ますます綺麗になった。
初代スパイダーマン、アメイジング・スパイダーマンの不満なところはMJがイマイチなところだったんだけど、ゼンデイアさんのMJはかなり良い感じ。
と、色々書いたけど、もしかしたら新旧3人のスパイダーマンを揃えるために、色々苦心した脚本だったのかな。
見終わったときの満足感はそれなりにあったので、やっぱり映画館に行ってよかったかもしれない。