TVアニメ「異世界はスマートフォントともに」は、冬原パトラ氏による小説のアニメ化作品である。
1期がすでに放送されており、今回の「2」は、その番号の通り、2期にあたる。
通称「イセスマ」の1期は、批判が多かった作品である。
脚本がテンプレートの寄せ集め。どこかでみたようなキャラクター。作画の質も高くない。
そして、最も批判が多かったところは、スマートフォンがおまけ程度の存在でしかないことだ。
タイトルをみれば、ほとんど力のない主人公が、スマホを頼りになんとか異世界を生き抜いていく、という話を期待してしまう。
ところが、主人公は神様からチートな身体能力と魔法力を与えられ、何不自由なく異世界でハーレムをつくりあげる。
そんなご都合展開に、嫌気が指したアニメファンが多かった。
だがしかし、である。
実を言うと、この作品は嫌いじゃない。
脚本は確かに寄せ集めだ。でも、様々な問題に対し、主人公は恵まれた身体能力と魔法力で、あっという間に問題を片付けていく。このため、良い意味で、ストレスフリーなアニメで、何も考えずにみていられる。
どこかでみたようなキャラクターとはいっても、女の子キャラはみんなタイプが違うし、それぞれ性格が違う。
こんなハーレムがあったらいいなぁなどという妄想にも浸れたりしてしまう。
アニメ1期が終わった後、続きが気になり、つい原作を購入してしまった。
そこそこ盛り上がる展開になっているので、2期はちょっと楽しみにしている。アニメの作画のクオリティも上がったし。
しかし、アニメ第1話は、どうやらアニオリなのかな・・・・。どうやらアニメ化スタッフもスマートフォンの存在の薄さが気になるようで、妙にスマホの存在をアピールしているようにみえた。
でも、こちらはそんなこと期待していなかったりする。
できれば、淡々と原作をアニメ化してほしいところだ。