深夜のランダム・ウォーク

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老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます 第2話 感想 改悪すぎる



 第1話から、違和感はあった。

 

 それが、第2話ではかなりはっきりしてきた。

 

 アニメでは、原作からずいぶん変更しているようだ。そして残念ながら、その変更にはあまり良いセンスが感じられない。

 

 原作第1巻は、現在無料公開中。

 

 ものすごく違和感があったのが冒頭で、ミツハが馬車に乗って移動、目的地までの道中で馬車を降り、そこで転移ができるかどうか試すシーンだ。

 

 ミツハは頭がいいキャラクターだ。普通に考えればそこで転移ができなかったらずいぶん大変なことになることは分かるはずで、そんな馬鹿なことをするのは違和感がある。

 

 原作ではやっぱり村の近くで転移を試している。アニメに追加された馬車での移動はまったくの無駄で、なぜこんな改悪を行ったのか理解に苦しむ。

 

 そしてもう一つよく分からないのが、パソコンで中世の情報を調べていることだ。

 

 異世界は中世に似ている。だから現実世界の中世とも同じだろう、みたいなことか?これも普通に考えれば、現実世界と異世界の常識が同じなわけが無いだろう・・・?




 ついでに、ミツハが原付きで移動中、冒険者に近づいてしまい、思わず転移するシーンがある。いくらなんでも原付きで近づけば、相当前から感づかれるはず。これも、原作には無かったシーンだ。

 

 アニメなんだから、現実離れしたことはあってもいい。しかし、ある程度のリアリティというか、実際の常識と合わせておく必要がある。

 

 特に、この8万枚では、ミツハが戦闘訓練をするなど、かなり現実的に考えているところがある。アニメでも、こういった現実的な常識は抑えておいてほしいところだ。

 

 というか、原作はけっこう面白いのに、なんでこんなつまらない改悪をしなければならないのか・・・。

 

 アニメの脚本を書く人は、ある程度原作から脚本を変えていかないと、給料ドロボーみたいな批判を受けてしまうのだろうか。それで無理に変えることで、作品が面白くなくなってしまったら、本末転倒だと思うのだが。