まずはここまでの展開で、うまく4人の役目を決めて、ストーリーをつくっているところが面白い。
特に何もない絹番莉々子と日登美真弓に対し、恋をしてOTFに乗れなくなるひそねと絵瑠。
そして、絵瑠のために悪役を買う財投、一方、ひそねに対して鬼になれない(?)小此木。
こういった対比をみせることで、ストーリーがわかりやすいし、面白さも出てくると思う。
一方で、三角棗が楔女に選ばれたわけだが、今ひとつ悲壮感が感じられない。
楔女が無いと、おそらく大変なことになるのだろうけど、そのへんが語られただろうか?
OTFがうまく仕事しないと災害が起きる、みたいなことは説明されたような気がするが、そのへんは絵で示してほしいと思う。
また、ひそねが最後にDパイを辞めると宣言する。
はっきりいって、そのセリフいただけない。
荒木飛呂彦 先生が著書で語っているが、これはいわゆる「マイナス」の展開である。
マリーのことだから、おそらく何か面白い仕掛けを用意しているだろうが、はたして次回はどうなるだろうか。