今回もやっぱりひどい出来だった。
普通なら1話で切っている。
だが、このアニメが生まれた「闇」が気になるので、情報収集がてら観続ける所存。
○ストーリー、脚本
とにかくひどい出来だ。
30分、全てに突っ込みどころがあると行っても過言じゃない。
特に、重力を無視したアクションシーンは、イタいのを通り越して変な笑いが出てくる。
前回のエントリーでは、過去のネットニュースを参考に、「今までに脚本を書いたことがない、個性的な考えを持った人が、誰からもダメ出しをされることなく、ジビエートの脚本を書いているため、こんなことになってしまっている。」と考察したが、ほとんど当たっているのかもしれない。
○キャラクター
このジビエートは、マーベルとかに匹敵するようなコンテンツを目指しているという。
というわりには、キャラクターには魅力らしきものが感じられない。
これでマーベルに並ぼうとするとか、ちょっとおこがましくないかね。
○声優
ヨシナガ博士 役の池田 秀一さんは、もう限界を超えている。
喋り方が、もう老人のそれだ。
老人役ならいいかもしれないが、どうみても青年のヨシナガ博士を演るには若さが足りない。
○絵コンテ・作画、演出
脚本がダメな理由は判明したけど、絵コンテ、作画、演出もダメってのはどういうことだ。
監督は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の作画監督として活躍した小美野雅彦氏である。少なくとも、ジョジョの作画にはおかしなところは無かったはず。
邪推だけれど、製作総指揮を取っている青木良氏に全部指図を受けているとか?
○総評
モンスターのデザインを行った芹沢直樹氏が、興味深いツイートを流している。
2年位前にモンスターデザインの一部をさせてもらったジビエートですが、なかなか厳しい意見が多いようで。
— 芹沢 直樹 (@serizawanaoki) July 30, 2020
自分も放送前日までシナリオ、内容、アニメも見せてもらえない状態だったので、何とも言えないですが・・・自分がデザインに関わってないモンスターも出てるようですね~。知らんかった。うむむ
とにかく不思議なのは、このプロジェクトが立ちあがった経緯だ。
ほとんど実績が無い青木氏が、なぜ制作総指揮のポジションにおさまれたのか。
友人は多そうだから、それなりのプレゼン力はあるのかもしれない。
おそらくこのプロジェクトは大失敗に終わるだろう。
そうなったときに、このプロジェクトが立ちあがった経緯や、アニメ制作の現場を本にしたら、アニメよりのそちらのほうが面白いものになりそうな気がする。