アニメの原作となっている「やくならマグカップも」は、いわゆる多治見市の町興しのようなものらしい。このアニメもその傾向を強く受けている。
前半は陶器を中心としたアニメだが、後半は、声優さんが登場する実写により、多治見市の紹介を行っている。
試みは面白い。だが、このコンセプトが受け入れられるかどうかは未知数だ。
個人的には、一つの番組の中で、実写とアニメが混合するというのは、あまり好ましくはない。
実写には実写のいいところはあるけれども、アニメの整い方には、実写はどうしても及ばない。そもそも、実写がいいのならドラマを見ていればいいわけだし。最近の声優さんはキレイな人が多いけれど、それでも実写パートは若干きついものがある。
それと、あまり多治見市の紹介にウェイトを置くと、あまりにも狙い過ぎな感じがある。本編が終わって、Cパートの1コーナーぐらいだったら好意的にみられるのだが・・・。ただ、もしかしたら、アニメをつくるのは資金的に大変だから、やむなくこういう構成になった可能性もある。
全体的に、作画は悪くない。
しかし、どうしても気になるのが、主人公の前髪の影の部分。
いくらなんでも、濃すぎないか。
と思ったんだけど、色合いは原作と同じのようだ。
ほぼ真横にベタ塗りしているからおかしく見えるのかな。
とりあえず、今季は作品数も多いし、3話まで様子見で。