古い原作のアニメ化は鬼門である。
キャラクターのデザインやアイディア、セリフに古さを感じてしまうため、つまらないものになりがちだ。
しかし、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、その鬼門を打ち破る面白さを毎回みせてくれる。
デザインにはそんなに古さを感じない。原作を読んでいたときに感動したセリフの数々は、今聞いても胸が熱くなる。
そして特筆すべきは、今も色あせないアイディアだ。
バーンとミストバーンの関係や、天地魔闘の構えをぶち破るポップの機転は今見ても素晴らしいというほかは無い。
この素晴らしい原作を、毎回最高の作画で届けてくれるスタッフと関係者のみなさんには頭が下がるばかりだ。