深夜のランダム・ウォーク

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異修羅 第1話 感想 脚本がよろしくない

 TVアニメ『異修羅』は、珪素氏による小説のアニメ化作品です。

 

 原作は未読で、アニメ第1話を拝見しました。

 

 画は良い。しかし、残念なことに、脚本と絵コンテがよろしくないです。

 

 まず、アバンが非常に微妙です。地震から入るようですが、あの「盛り上がった何か」が、最初からあったものなのか、新たに隆起したものなのかが分かりません。そして、穴から何かがちょろちょろと出てきたようですが、あれはいったいなんなのでしょうか。

 

 いつも思うんですけど、アバンで、物語のインパクトのある部分を切り取って、放送する意味はあるんでしょうか。

 視聴者を引き付けるためだったら、意味は無いと思われます。

 

 アニメの視聴者は、少なくとも第1話は、このアニメはどのような話なのか、作画は綺麗か、脚本はおかしくないか、これから視聴を続けるべきか、吟味しようとしているはずです。

 特に異世界のアニメであれば、この世界の設定、キャラクター、話の方針を説明しなければならないのに、こんな微妙なアバンを放送してしまっては、作品全体に疑問符がつくことになります。

 

 リュセルスとユノのエピソードはおそらくアニオリでしょう。でも、何か取ってつけたような感じがします。特に、毒草の下りはかなり不自然ですね。

 

 

 

 それと、かなり問題なのが、ユノがソウジロウを憎む理由です。ゴーレムが起動したのは、ソウジロウが現れたから。だから、リュセルスが死んだのはソウジロウのせい。

 

 このへんは、もうちょっとうまく見せる必要があったのでは。観ているこちらとしては、初見では分かりませんでした。

 

 作画は良かったです。ソウジロウとゴーレムのバトルは、なかなか見ごたえがありました。

 

 だけど、ここから面白くなるかどうかは微妙です。小説を、うまく映像に落としきれていないようなので。

 

 コミックスを読んでみましたが、分かりやすくて面白いですね。

 

 これもいつも思うことなんですが、アニメの絵コンテのたたき台を、実力のある漫画家さんに依頼してみてはどうでしょうか。きっと、そのへんのアニメを書く脚本家さんよりは、数段面白いものが出来上がるはずです。