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即死チート 第2話 感想 原作へのリスペクトが感じられない

 

 

 

 良いアニメには、アニメ制作者の、原作に対するリスペクトが現れるものです。

 

 原作を、どうやって映像化したら、原作の魅力を引き出せるか。

 

 アニメ化スタッフに求められるのはそういう命題でしょうし、アニメを面白くしてブルーレイを売りたいのであれば、基本的にはそんな考え方でアニメを作るべきではないでしょうか。

 

 残念ながら、アニメ「即死チート」には、それが感じられません。

 

 

 アニメ第2話では、エピソードを2つ、交互に見せる方法を採用してきました。もちろんアニオリです。その結果、ストーリーや夜霧の力を説明する上で必要なセリフやシーンがばっさりカットされました。

 

 

 アニメの制作者としては、原作に対して変化を与えたかったのでしょう。しかし、その結果、多くのキャラクターが出てきて訳が分からなくなったし、話の展開も分かりにくくなってしまいました。

 

 原作をアニメ化する場合、基本的に原作のセリフをカットするべきでは無いと思います。

 

 アニメ化するときには、それなりに人気がある原作を使うはずです。なぜ、その原作に人気があるかといえば、その原作で使われているセリフが良いものだし、必要なものだからでしょう。

 

 今回みたいに色々と詰め込みたいなら、必要なセリフやシーンをカットするのではなく、OPをカットしたり特殊EDを使うという手もあります。でも、即死チートでは、残念ながらそういう選択はされなかった。

 

 もう、改変することが目的であって、その結果アニメが面白くなくても構わない。原作へのリスペクトどころか、そんなやる気の無さのようなものが感じられます。

 

 また、アニメなら、動画で見せたいところですが、アニメ「即死チート」それさえ放棄しています。

 

 夜霧達が大勢の荒くれ者に囲まれて、夜霧が力を振るうところでは、夜霧が死ね、と言ったら、カットが変わって、後ろで人が床に倒れている止め画が表示されました。

 

 

 アニメなら、夜霧の後ろで大勢の人が崩れ落ちる動画を示し方がインパクトがあるはずです。

 

 原作を改変しても良いけど、少なくとも原作の重要なセリフは生かしてほしい。そしてせっかくアニメにするのだから、動画にこだわってほしい。もちろん、人手や資金や時間が不足しているというのは重々承知しています。

 

 でも、だからこそ、脚本と絵コンテは原作を生かして早急に作り上げて時間を確保し、動画作業に力を入れたほうが面白いものができるのではないかと思うのです。 

 

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