テレビアニメ『アルテ』は、大久保圭氏による同名マンガのアニメ化作品である。
舞台は、16世紀初頭のルネサンス期、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの巨匠が活躍したルネサンス文化の中心地、フィレンツェ。
その部隊の中、まだ、女性が芸術家になろうなんて文化がなかった時代に、主人公のアルテが一流の芸術家になっていくというサクセスストーリーだ(予想)。
このアニメ化で問題なのは、作画にかなりのクオリティを求められることである。
芸術を取り扱う作品で、作画が甘かったら一気に興ざめしてしまう。
本当は「鬼滅の刃」とか、「彼方のアストラ」ぐらいの作画レベルがほしいところ。
第一話をみたところ、その2作品には及ばないものの、概ね合格点だろうか。
制作会社がバミューダトライアングルでやらかした「Seven Arcs」さんだったので、ちょっと心配していたんだけど、どうやら問題はなさそうだ。
なにより、声優さんに人気と実力を兼ね備えた人材を集めてきたところに、アルテ製作委員会の本気度を感じる。
ただ、原作を読んだことはあるけれど、はたして売れるかどうかは微妙だ。
原作はかなり真面目につくってあり、好感が持てる。
でも、はたしてアニメとなったときに、話題となって、今季の覇権を取れるまでになるかどうか。
原作はかなり好きなので、いいアニメになることを期待している。