まず、タイトルに「チート」ってつける時点でダメじゃなかろうか。
そもそも、チートの意味は、騙す、欺くことだ。
漫画やアニメの中で「スーパー」と同じような意味で使われることがあるが、少なくともいい意味ではない。
それに、主人公の能力は、チートというほどすごいわけでもない。
脚本がとにかくダメだ。
基本的に、アニメではテロップやナレーションに頼るべきじゃない。テロップとナレーションに頼るのは、物語をつむぐ力が無いって言ってるようなものだ。
脚本は、原作から大きく変えている。
原作では、ちゃんとノエルと主人公の出会いを描いているのに、なんでアニメではそれを省いてしまったのか。
それと最悪すぎるのか、ポーションのエピソードの改変だ。
原作では、この異世界ではポーションはまずいというのが常識。これに対し、主人公は、味が良いポーションをつくりだすことができる。
その能力をチートと言ってるのがまずおかしいんだけど、それは置いといて。
アニメの脚本では、ポーションのまずさを登場人物のセリフのみで伝えている。
普通なら、アニメのキャラクターに飲ませて、まずいという表現をするべきだろう・・・
そこへ主人公が美味のポーションを出すのが面白いところだ。
こんな改変を行った脚本家さんのセンスのレベルは、もうゼロと言っていいんじゃないか。
そして、第1話の目玉に選んだのが、サイコパスまがいの恋人のエピソード・・・
インパクトが大きいものを選んだんだろうが、仮にもスローライフとタイトルをつけたアニメの第1話でやることか。
作画は比較的まとも。
しかし、とても第2話以降を視る気にはなれないな、これは。