深夜のランダム・ウォーク

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異世界薬局 第1話 感想 量産型異世界アニメと思うなかれ



 TVアニメ「異世界薬局」は、高山理図氏による同名小説のアニメ化作品である。

 

 本作も、いわゆる典型的な異世界転生ものだ。 現代の日本で死んでしまった青年が、異世界で少年として転生する。

 しかし、内容は、他の量産型異世界転生アニメとは良い意味で大きく異なる。

 

 まずは、他の作品には無いオリジナリティがある。

 タイトル通り、物語には「薬」の知識が導入され、主人公は転生前の医学知識で異世界の人たちを救っていく。原作者の高山理図氏の経歴は不明だが、おそらくは医療関係者か、医学について相当勉強していると思われる。

 

 第2に、作品として非常に真面目につくられている。

 薬の知識もそうだが、安易なお色気やハーレムなんかに頼ることなく物語は進んでいく。話の組み立てもすごく上手だ。

 

 この「異世界薬局」の原作は全部持っていて何度も読み返すぐらい気に入っている。アニメ化を楽しみにしていた作品のひとつである。

 

 アニメの第1話がどうなるか心配であったが、画のクオリティは高く、脚本は原作どおりで演出も良かった。

 

 アニメの異世界薬局は、これからきっと面白くなる。アニメファンのみなさんには、異世界というキーワードだけで毛嫌いしないで、ぜひ見ていただきたい。

 

 あと、コミックスはカバーのカラーイラストが微妙な感じだけど、中身の画は、アニメにまさるとも劣らないキレイな画なので、コミックスの方も見ていただきたいです。